へんすては、てぃーぽです。今年もよろしくお願いいたします。
さて、日々の食べ歩きレポートをお届けする私の回。
今回はみんな大好き「丼もの」で、みなさまのご機嫌をうかがいます。
唐突ですが、みなさん牛丼はお好きでしょうか?
ちょっと甘めのつゆがたまらん吉野家
プレミアム牛めしで存在感を増した松屋
トッピングや変わり種牛丼の旗手すき屋
などなど、多数の大手チェーン店がしのぎを削る、丼ものの中でも激戦区の業界です。
そんな大手チェーン店の、対極にある牛丼店が存在する事を、みなさんはご存知でしょうか?
仮に大手チェーンを“メジャー系”と定義するなら、“マイナー系”とでも言うべきこれらの牛丼店は、メジャー系の大攻勢にもまれつつも、いまだ根強いファンに支えられ、どっこい生き残っているのです。
今回はそんなインディーズ系牛丼店の中から、対照的な2店を紹介させていただきます。
・アニメにも登場する、秋葉原のストイックな牛丼屋~サンボ~
秋葉原中央通りから1本路地を隔てた、小規模な飲食店が点在する通りにたたずむのが、
1軒目に紹介するインディーズ系牛丼店。
黄色い看板に赤文字で「牛丼専門」、青文字で店名が書かれた、牛丼専門店サンボさんです。
神田市場が存在していた頃からの老舗で、アキバ民には超有名なお店ではありますが、
店舗はここ1軒のみ。まさにインディーズ系です。
ちなみに秋葉原を舞台としたアニメ『シュタインズ・ゲート』にも、このサンボをモデルとした牛丼店が登場します。
店内は、カウンター・テーブル席合わせても20席ほど。
メニューも
牛丼
牛皿(ご飯付き)
お皿(牛皿より量が少ない)
この3種類に、玉子・味噌汁が付くか付かないかの選択肢のみという潔さ。
牛丼か皿系を1品頼むだけなら、どんなにがんばっても1000円でお釣りがくるという、牛丼特有のリーズナブル感もバッチリ!
私は毎回牛丼一択ですが、皿系は肉と玉ねぎ以外に、豆腐と結び白滝がトッピングされます。
では、いただきます!
メインの牛丼は、牛肉とタマネギがしっかり煮込まれ、味濃い目。だからこそ白飯が進む進む!
卓上に置かれた紅ショウガは、少し赤みが薄いものの、濃い目の牛丼にピッタリ。
さらに追加の、油揚げとワカメの味噌汁は、すこし味噌が薄目であっさり系のため、
こちらも牛丼をしっかりサポートしてくれます。
もちろん牛丼単品でも、最後まで飽きがこずに食べきれるくらいの味付けなのでご安心を。
秋葉原はメジャー系牛丼店が揃う激戦区ですが、そこで数十年生き残ってきただけの味わいを誇る名店です。
・新宿に唯一残った、多芸な小規模牛丼チェーン~たつや~
インディーズ系牛丼店の中でも、ちょっとおもしろい経緯を辿ったのが、新宿駅近くにある
たつ屋です。
このたつ屋、かつては神保町や水道橋にも存在していたのですが、今は新宿店が残るのみ。
そんなたつ屋の跡地は、けっこうな確率でとあるお店に代わっています。日本そばのチェーン店「桂庵」です。
実は桂庵とたつ屋の経営母体は同じ。
大手牛丼チェーンの台頭により、よりメニューの幅が大きな桂庵に、徐々に業態変更されていったというのが真相のようです。
そんなたつ屋のメニューの特徴は、多彩な丼系メニューと安さにあります。
このメニュー表で驚くのは、牛・鳥・豚(カツ)が揃いつつ、カツと牛の合盛丼まであるところ。しかも550円!
さらに牛丼と玉子丼がおなじ350円って…価格バランス大丈夫ですか?と心配したくなります。
もちろん価格を抑える努力もされており、カツ丼のカツは幅薄めだったり、とり丼の唐揚げを卵とじにして親子丼としたり、そのカツ丼やとり丼は、前述の桂庵でも提供されています。
では、いただきます!
とはいえ、味はもちろんお墨付き。
牛丼はサンボと違い、醤油が効いた甘さ控えめで、こちらも米が進みます。
タマネギが大ぶりに切られているのが特徴で、歯ごたえのあるタマネギと牛肉の食感もたまりません。
100円で味噌汁・漬物が付いた定食にできるのも大きく、さらに卵をつけても1000円でお釣りがきちゃいます。
こちらの味噌汁もあっさりめで、さらに大手チェーンも真っ青の、本格的な白菜の漬物があるのもポイント高めです。
さらにさらに物足りない方には、うどんセットも控えているので、ボリューム感も安心です!
こんな感じで、都内にはインディーズ系でがんばっている牛丼店が、まだまだあります。
みなさんもたまには、メジャー系以外の牛丼を味わってみてはいかがでしょう?
さて、次はどのお店をご紹介しようかな。
あ~おなかすいた。
write by てぃーぽ・あばると
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